Kを訪ねて

昨日、ケリチョの更生院へ入所中のK(11歳)を訪ねた。

同行者はKが会いたいと言った

子ども二人(ギデオとラファエル)にスタッフ1名。

ケリチョはお茶の産地として有名なティカから片道、

車で最低5時間はかかる遠隔地。



昨日「ニュー・ホーム」を出たのは、

まだ暗い早朝5時。

行きはティカのメインステージから

これまたフラミンゴで有名なナクルへ、

ナクルからケリチョへと言う行程。

待ち時間も入れて行きは8時間。

着いたのは午後1時過ぎ。



久しぶりに会ったKは

恥ずかしそうな照れた様子。

でも笑顔が嬉しそう!

先生の許可を得てそこから歩いて

10分ほどの所の小さなお店で、

ソーダ、パン、揚げパン、

歯磨きチューブ、ワセリン、果物等々、

彼が欲しがる物を購入、

一緒に他の子どもたちへの

ビスケットを二箱購入し、

院へ帰って話し始めた。



私は「どう?元気にしている?大丈夫?

問題は無い?友達はできた?」

と聞いたことぐらい、

後はギデオンとラファエルと3人で自由に、

楽しそうに話していた。

その間、遠くから近くから

羨ましそうな子どもたちの視線。

なぜだか申し訳ない。

きっと訪問してくれる人もいないのだろう。



ある子どものことで、

先生方から相談があった。

彼は12歳、両親はいるのだが

二人共アル中で子どもに辛く当たるとのこと。

彼は入所してから2年になるとのことだが、

両親の訪問はない。

そこで、ある長期の休みに

彼を両親の元に返してみたところ、

数日立って、隣人から連絡があり、

母親が2箇所彼の腕に切りつけ、

病院で手術中とのこと。



慌てて職員が駆けつけ、

対処したという。

両親はなぜだか逮捕されなかったとのこと。

その後は、彼は家へ返していないとのこと。

ただ、最大、後1年で彼は院をでなければならない。

相談は、その時彼を「ニュー・ホーム」に

入居させてくれないかと。



色々話し合い、子どもの安全と保護をまず第一に考え、

共に働くことになった。

ケリチョの更生院は小さな子ども用、

学年も小学校4年生まで。

全国から入所している。

現在50名余の入所している子どもたちが、

それぞれに何をしてこの更生院に

入所することになったのか、

ここを出た後、どこへ行けるのか・・。



Kについては良いニュースがあった。

このまま彼が問題を起こさなければ、

8月の夏休みに一時帰省させてくれるという。

そのときに上記の彼も一緒に

モヨに招けないだろうかと思い始めている。



さてさて、タウンで遅い昼食を終え、

今度はナイロビ経由で帰途についた。

ケリチョでナイロビ行きに乗ったのに、

途中で車を変えられたり、

小休憩のガソリンスタンドでは

大型トラック同士の衝突があったり、

途中でも大型トラックとバスが衝突した後に行き合わせたり

(この事故で10名以上の方々が即死だったとか)

と、気の抜けない帰り道だった。



それでも、行きより1時間早い7時間で、

「ニュー・ホーム」へ帰ったのは、

夜の10時過ぎ。本当に長い一日、

長い日帰りの旅だった。

でも、Kのあの嬉しそうな笑顔が見られただけで、

「行ってよかった!」と思える。



まだ、疲れが十分に取れない。15時間のマタツは年寄りには堪える!




2月19日(火)記        テル

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