Mの家出

M(14歳)が「ニュー・ホーム」へ帰ってこなかったのは、

ゾウさんと私がエジプトへ向かったその日、4月3日。

ゾウさんの撮影を終え空港へ向かったのが午後6時30分。

その直前にMが帰宅していないことに気が付いた。

スタッフに探すように言い置いて「ニュー・ホーム」を出た。



エジプトから帰ってきた日、真っ先に彼を探した。

居なかった。スタッフに聞くと、私達が発った日以来帰っていないという。

スタッフは何の手も打っていなかった。

聞くと、居なくなった翌日にタウンで見かけられていたというのに。



家での本当の理由は分からない。

居なくなった当日、学校であった事件が引き金になったのではとスタッフ。

スタッフに酷いことを言われて、

私がエジプトへ行くので居ないことを知っていた彼は誰にも言えないで、 家を出たと子どもたち。

いずれの言い分が真実なのか、彼に聞く以外にない。



ただ、彼の場合、ストリートの経験もないし、

誰もが彼がストリートで物乞いをしたり、

働いてお金を得たりする姿を想像できないと言う。私もだ。



思い余って、スタッフと子どもたちに頼んでチームを組み、タウンで彼を探してもらった。

私はナイロビで用があり、昼間はみんなと一緒に行けなかったが、

夕食後、夜間スタッフと大きい子どもたち3名と一緒にタウンへ。



タウンは数え切れないほどの路上の商売をする人々と買い物客で賑わい、

まるで人混みを掻き分けていくよう。

昼間の様子とは大きく違う。

中心街では、ストリートの子どもたちや若者たちが20名以上集まっていた。

顔見知りばかりだ。

その子達からも情報を得たり、

「見つけたら連絡してくれるよう。彼に皆が待っているので帰って来るように」と伝言も頼んだ。

声をかけてくれる知り合いにも事情を話し、

見つけたら知らせてくれるよう、頼んだ。



今日は警察へも写真を持って、

捜索を依頼した。

多くの情報は彼がタウンをアチコチ移動していることを示している。

今日で9日目、どのように暮らしているのか・・。今日も夕飯後に出かける。



4月11日(木)記     テル

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